<_プー゚)フおばけのようです(ΦωΦ )
( ΦωΦ)「そーらーを自由にーとーびたーいなー」
<_プー゚)フ「はい、エクストプラズマン」
(ΦωΦ )
<_プー゚)フ
(ΦωΦ )
<_プー゚)フ「いま実際に打つまでエクストプラズマンをエクトプラズマンと勘違いしてたんだぜ」
(ΦωΦ;)「知らんがな!」
<_プー゚)フ「呼び方はエクストかプフのくせにね」
(ΦωΦ;)「何の話だよ!」
<_プー゚)フ「うるせぇ空飛ばすぞ」
(ΦωΦ;)「あれ何だか理不尽!?」
<_プー゚)フおばけのようです(ΦωΦ )
我輩は杉浦ロマネスク、高校二年の男子である。
なんとなく青いロボットの歌を歌っていたら、オレンジ色の浮遊物体に接触した。
浮遊物体と言うか向こうがぼんやり透けて見えるけど。
( ΦωΦ)「えーと……どちら、様?」
<_プー゚)フ「見ての通りおばけです、テレサみたいなもんです」
( ΦωΦ)「で、その……エクトプラズマン?」
<_プー゚)フ「引っ張るなエクストプラズマンだよエクストだよエクストプラズマ砲ぶつけっぞ」
(;ΦωΦ)「す、すみません。だからその、おばけが我輩に何の用であるか、その」
<_プー゚)フ「……」
(;ΦωΦ)「……」
<_プー゚)フ「さあ」
(;ΦωΦ)「えええ」
取り敢えず立ち話も何なので、
何やらおばけらしい浮遊物体エクストプラズマンを連れて帰宅する事にした。
我輩の肩の辺りをふよふよ浮いてついてくるので、道行く人々にめっちゃ見られる。
ものごっつ見られる。
下校途中にえらいもん拾てしもうた。
( ΦωΦ)「おばけ、であるか」
<_プー゚)フ「おばけじゃないなら妖精かもな」
( ΦωΦ)「流石の我輩もそれは引くわ」
<_プー゚)フ「黙れ死ね」
( ΦωΦ)「こっえ。……おばけって事は、元人間?」
<_プー゚)フ「ん?」
( ΦωΦ)「いや、ほら……おばけって幽霊みたいなもんであろう?
なら、元は人間だったのかと」
<_プー゚)フ「あー……」
う、聞いちゃいけなかったのやも。
おばけにこう言うの聞くのは失礼だったか、死んだ人間に死因を聞くのはいささかデリカシーが無さすぎるか……。
( ΦωΦ)「す、すまん……言いにくいなら」
<_プー゚)フ「生まれた時からおばけな気がする」
(;ΦωΦ)「えええ」
<_プー゚)フ「しょうがないじゃない おばけだもの」
前言撤回、デリカシーとか関係無いなこれ。
と言うかもう
(;ΦωΦ)「ええいハロウィンも過ぎたのにおばけって何なんだ!
ホラーにしてももう冬だ! 大体何で我輩に接触してきたんだ!
何でオレンジ色なんだ!!」
<_プー゚)フ「知るか!!」
(;ΦωΦ)「なんだこいつ!!」
<_フΦωΦ)フ「たでーまー」
(*‘ω‘*)「おけーりっぽ」
<_フΦωΦ)フ「む、ねーちゃん帰ってたのであるか」
(*‘ω‘*)「たまには早く帰らなきゃやってらんねっぽ、毎晩残業はやってられんっぽ」
<_フΦωΦ)フ「つってもまだ夕方である、早すぎんか?」
(*‘ω‘*)「外回りから直帰、久々に晩飯作ってやるからこたつにみかんセットしろっぽ」
<_フΦωΦ)フ「へいへいっと」
(*‘ω‘*)「ところで」
<_フΦωΦ)フ「ん?」
(*‘ω‘*)「ロマネスク頭すげぇ事になってねっぽ?」
<_フΦωΦ)フ
<_フΦωΦ)フそ
<_フ;ΦωΦ)フ「何じゃこりゃあ!?」
(*‘ω‘*)「ロマネスク……(頭が)可哀想な子……」
<_フ;ΦωΦ)フ「弟に対してひどくね!?
ちょ、頭に重なって合体させるなエクスト!!
きもいわ!!」
(*‘ω‘*)「母さん……ロマネスクは壊れましたっぽ……」
<_フ;ΦωΦ)フ「壊れてないもオオオオオオオオオん!!!!」
( ΦωΦ)
三<_プー゚)フ
ヒュボッ
(*‘ω‘*)
<_プー゚)フ
( ΦωΦ)
(*‘ω‘*)「何だこれ」
<_プー゚)フ「さあ」
三<_フωΦ)フ「お前が言うn」ガシィィン!
<_フ∩#ΦωΦ)フ「ええい合体すんなエクストオオオオオオオオオ!!」
(*‘ω‘*)「はあ、おばけですかっぽ」
<_プー゚)フ「はい、おばけです」
(*‘ω‘*)「何でまた弟に……」
<_プー゚)フ「いや、ノリで」
(*‘ω‘*)「ノリかよ」
<_プー゚)フ「別に暗い過去とか悲壮とかそう言うのは全くない元気に健全な明るいおばけです」
(*‘ω‘*)「お前今おばけに課せられた使命を全て便所に捨てて流したっぽ」
<_プー゚)フ「おばけ=悲しい過去とかお腹一杯ッスよマジで」
(*‘ω‘*)「貴様は今までへし折ったフラグの本数を覚えているか」
( ΦωΦ)「お茶淹れてきたよーって何でこんなに馴染んでるのこのおばけ」
(*‘ω‘*)「おうロマネスク、茶とみかん寄越せっぽ」
<_プー゚)フ「あ、俺には線香と酒な」
( ΦωΦ)「お前死んでねぇだろ」
(*‘ω‘*)「おばけもこたつ入るっぽ?」
<_プー゚)フ「あー入ったとしても頭だけ出すとか出来ないッスからねー」
( ΦωΦ)「一頭身だからな、あーどっこいせ」
(*‘ω‘*)「お茶うめぇっぽ、ロマネスクのお茶が一番うめぇっぽ」
(*ΦωΦ)
(*‘ω‘*)「他所でお茶飲まないから他の味知らないし」
(´ΦωΦ)
<_プー゚)フ「俺にもお茶くれよ」
( ΦωΦ)「お前モノ飲めるのか」
<_プー゚)フ
( ΦωΦ)
<_プー゚)フ「死ね」
(´ΦωΦ)そ
(*‘ω‘*)「さーて晩飯作るかね」
( ΦωΦ)「晩飯なんであるか?」
(*‘ω‘*)「めんどくせぇから鍋」
( ΦωΦ)「野菜モリモリ入れてくれである」
(*‘ω‘*)「残念、私は仕事帰りに肉しか買ってきていないっぽ」
(´ΦωΦ)「にくなべ……やさい……」
(*‘ω‘*)「その面で肉が苦手って何なんだよてめぇ」
( ΦωΦ)「その面で肉が主食って何なのであるか」
(*‘ω‘*)
( ΦωΦ)
(*‘ω‘*)「やるな弟、ご褒美に白菜死ぬほど入れてやるっぽ」
三<_フωΦ)フ「わーい」ガシィィン!
<_フ#ΦωΦ)フ
<_プー゚)フ「なーなー猫目」
( ΦωΦ)「何だー……異議アリとな……」
<_プー゚)フ「鍋って美味い?」
( ΦωΦ)「美味いぞー……待った……、証拠品を……」
<_プー゚)フ「俺もくいたーい」
( ΦωΦ)「食えやー……ナルホド君が……」
<_プー゚)フ「……」
三<_フωΦ)フガシィィン!
<_フΦωΦ)フ「何したいのエクスト」
<_フΦωΦ)フ『人の話聞いてないだろお前』
<_フΦωΦ)フ「返事したやん……」
(*‘ω‘*)「母さん、ロマネスク独り言がパネェっぽ……」
(*‘ω‘*)「出来たぞ野郎共ー」
<_フΦωΦ)フ『「わーい鍋だー』」
(*‘ω‘*)「取り敢えずエクストの分の箸と器も持ってきたっぽ、食えるなら食えっぽ」
( ΦωΦ)
三<_プー゚)フ「mjd!?」ヒュボッ
(*‘ω‘*)「mjd、おらおら食うっぽー」
( ΦωΦ)「いただきまーす……ああ、美味いのである……」
<_プー゚)フ「まーす!
俺も食うぞ!」
スカッ
<_プー゚)ブ
鍋
<_プー゚)フ 鍋
スカッスカッ
<_プー゚)ブ゙鍋
<_フ#Д
)フ「ぢぐじょオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
(*‘ω‘*)「おお、キレたっぽ」
<_フΦωΦ)フ『触れねぇよ!
箸すら持てねぇよ!
ちくしょオオオオオオオオオ!!』
(*‘ω‘*)「ロマネスクうるさいっぽ」
<_フΦωΦ)フ「我輩じゃねぇよ。ほらエクスト、離れなさい」
_,,
<_フ;д;)フ「んだよクソ野郎……クソ野郎……」
(´ΦωΦ)「泣きながらクソ野郎てお前……ほら口開けてみなさいよ」
_,,
<_フ;Д;肉⊂(ΦωΦ )
_,,
<_フ;−;))フ(ΦωΦ )
_,,
<_フ;−;)フ
(ΦωΦ )
.*'。<_フ*゚∀゚)フ.+゚,
テカッ
(*‘ω‘*)( ΦωΦ)「うわあ」
<_プー゚)フ「食えたよ鍋! 食えたよ鍋!
食え鍋!」
( ΦωΦ)「何だそれ」
<_プー゚)フ「おら猫目! 食わせろ!
もしくは死ね!」
( ΦωΦ)「何で我輩が延々とはい、あーん☆しなきゃならんのだ」
(*‘ω‘*)「リアルに目に毒だっぽ、普通にキモいっぽ」
<_プー゚)フ「俺が食えないだろ!!」
( ΦωΦ)「器に入れてやるから犬食いしなさい」
<_プー゚)フ「分かった!!」
(*‘ω‘*)「ところで何でおばけなのに食えるっぽ?」
( ΦωΦ)「箸にも触れないのに何で食えるの?」
(*‘ω‘*)「つーか食った物はどこに行くっぽ?」
( ΦωΦ)「消化とかされるの?」
<_プー゚)フ「知らん!!
美味けりゃそれで良い!!!!」
(*‘ω‘*)( ΦωΦ)「ですよねー」
我が家にはおばけが居る。居候である。
オレンジ色で、飯を食う事が至福のおばけ。
そのおばけは我が儘で、我輩の姉とも渡り合える変さを持っている。
我輩は正直、我輩を振り回す奴が増えて辟易している。
でもたいして害は無いし、平和だからまあ居候させてやるかといった具合である。
問題はと言うと
川
゚ -゚)「おはよう杉うわぁ」
_
( ゚∀゚)「おは杉うわぁ」
('、`*川「おはうわぁ」
( ・∀・)「おわぁ」
<_フΦωΦ)フ
(#ΦωΦ)シッ!!
三<_プー゚)フ ヒュボッ
まあ、これくらいなら良いと言う事にしてやるか。
おわり。